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児童会主催 いじめゼロ集会

 10月19日(水)の3時間目,児童会主催で「いじめゼロ集会」が開催されました。タブレットを使って,本部と各教室をつなぐリモート放送で実施しました。

   

 はじめに,「うつのみや いじめゼロ宣言」を,全員で唱和しました。これは,子供たちが連絡帳として使っているスタンダードダイアリーに掲載されています。代表児童の言葉に続いて,各教室から大きな声で宣言書を読み上げる声が聞こえました。

 

 次に,「いじめ防止に関する標語」の発表です。これは,学級の一人一人が標語を考え,話し合ってその中から1点を選び,学級の標語として代表者が発表するものです。教室の児童は,自分の学級の標語の発表の時に起立し,一緒に声を出して標語を読み上げました。本部と教室が離れていても,声を合わせようとする姿が見られました。

  各クラスの標語は次のとおりです。

「ことばづかい やさしくはなせば なかよくなれる」 (1の1)

「いっしょにあそぼう なんでも はなしてね」 (1の2)

「『ごめんね。』『いいよ。』『ありがとう。』 えがおで言えたら みんななかよし」(2の1)

「ありがとう ことばでめざそう へいわなせかい」(2の2)

「しんゆうと きれないきずな むすぼうよ」 (3の1)

「ごめんなさい 一言かけて 仲直り」 (3の2)

「いじめゼロ みんなでめざそう 平和な世界」 (4の1)

「元気だよ 助けてもらった あの日から」 (4の2)

「暗い世界 君の言葉で てらそうよ」 (5の1)

「さしのべよう 勇気 やさしさ 思いやり」 (5の2)

「『もうやめなよ』 その一言で 大きく変わる」 (6の1)

「気付いてる? いつの間にか 傷つく心」 (6の2)

  

 最後に,事前に収録した「いじめ防止に関する劇」を見ました。これは,集会運営委員の5・6年生が1学期から内容を自分たちで考え,ショートストーリーとして4つの場合を演技しました。劇のテーマとそのメッセージは次の通りです。

 <物隠しと暴力をテーマにした劇>

 「遊びのつもりでも,勝手に物を隠したり,相手を転ばせたりするのはいじめである。」

「いじめと分かっていても,見ているだけでもいじめである。」

 

<無視をテーマとした劇>

 「(わざと)相手を無視することはいじめである。」

 <仲間はずれをテーマにした劇(下学年バージョンと上学年バージョンの2つ)>

「ちょっとした気持ちの仲間はずれでもいじめである。」

「仲間意識が強いためにいじめにつながってしまうこともある。」

 子供たちの身近にある場面が劇として表現されていました。高い演技力で,実際にその場面が現実として起こっているかのようでした。だからこそ,軽い気持ちでのからかいやふざける行為もいじめにつながっていくことを,振り返って考えている感想が多かったようです。

  

 集会の最後では,校長から,これまでの上央小のいじめゼロに向けての取組を振り返る話がありました。

 本校では,いじめゼロポスター制作にも取り組んでいます。今は,各学級の扉に代表作品が掲示されています。授業参観で来校されたときもご覧ください。

                       

  本校の「いじめゼロに向けた取組」では,全員が自分のこととして考え,標語を作ったりポスターを描いたりしています。「なぜいじめはおこるのかな。」「どんなきもちになるのかな。」「どうしたらいじめはなくなるのかな。」など,いろいろなことを考えて表現をしています。そして,それを学級で話合いもします。そして,この集会で確認するのです。児童会が主催した集会でしたが,全校児童で取り組んだ素晴らしい活動となりました。

(中心になって進めた児童会のメンバーが、最後の反省会をしている様子)