日誌

ヒラメから学ぶ「いのちの授業」~5年総合的な学習の時間~

 6日(木)5年生の総合的な学習の時間、ヒラメから学ぶ「いのちの授業」がありました。3月に入り、本校で行われているヒラメの養殖も佳境に差し掛かりました。いよいよ来週、5年生は今まで愛情を注ぎ大切に育ててきたヒラメを実食することになります。

 今日は、生産者の立場としての今の自分たちの気持ちを表出する授業でした。まずは、育ててきたヒラメをどうしたいのかを一人一人意見を出し合います。

「愛情を込めてみんなで育ててきたからこそ責任をもって食したい。」

「愛情を込めてきたからこそ、食べるのはかわいそう。海に還してあげたい。」

「もう少し大きく育て、長生きしてもらいたい。」

「珍しい魚だから食べてみたいという気持ちと食べづらいという気持ちが混じっている。」

・・・子供たちの意見は様々です。最終的には「実食」という形を取りますが、そこに至るまでにはヒラメとの思い出が鮮明に心に残っているようです。この答えに正解はありません。大切なのは、「命の扱い方」「命の行方」を自分なりに考えることです。そしてそのことを日頃の生活から意識してほしい・・・そんなことを考える半年にわたるプロジェクトでした。

 次回、「実食」です。私たち5年生は最後まで命と向き合います。それが私たちに課せられた「責任」であるのだから。