日々の様子

今夜からペルセウス座流星群が見どころになります

夏休みもあと4日となりました。毎日暑い日が続きますが生徒の皆さんは規則正しい生活を送っていることでしょう。さて、毎日新型コロナ関係のニュースが多く、気が滅入ることもあるかもしれませんが、ちょっと夜空を眺めてみてはいかがですか。今日から3日間ほど、流れ星が見えるチャンスですよ。月が出て観察しずらいかもしれませんが、15分ほど北東の空を見上げてみましょう。目印はM字をしたカシオペヤ座の下ですよ。

〈説明〉

今年のペルセウス座流星群の活動のピークが81222時頃になると予想されています。今年は812日が下弦のため、流星群を観察しやすい時間帯のほとんどに月明かりがあり、見える流星の数は条件の良い年より少ないでしょう。それでも、月がそれほど明るくないため、まずまずの数の流星を見ることができそうです。

普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から13日の夜までの3夜でしょう。12日の夜に最も多くの流星が出現すると予想されます。いずれの夜も、21時頃から流星が出現するようになり、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が多くなると考えられます。空の暗い場所で観察すると、見られる流星の数は最大で1時間あたり30個程度と予想されます。 

星は、放射点を中心に放射状に出現します。流星は放射点の方向だけに現れるのではなく、空全体に現れます。いつどこに出現するかは分かりませんので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。ただし、月は視界に入らないようにすることをお勧めします。また、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けると良いでしょう。レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶなどすると楽に観察できます。事故に遭わないよう十分注意し、マナーを守って観察をしてください。

(出典:国立天文台)