
阿部
「みなさん覚えていらっしゃいますでしょうか?
小惑星探査機『はやぶさ』です。
4年前、絶体絶命のピンチを何度も乗り越えて、地球への帰還を果たした、『はやぶさ』。
世界で初めて、小惑星から微粒子を持ち帰ることに成功しました。」
鈴木
「“奇跡の帰還”として、日本中が沸き上がりましたよね。」

阿部
「そして、今年(2014年)、打ち上げが予定されているのが、その後継機『はやぶさ2』です。
『はやぶさ2』のターゲットは、小惑星『1999JU3』です。
水や有機物が多くあり、生命の起源に迫る研究につながると期待されています。
3億キロ先にある、わずか直径900メートルほどの小惑星へ4年かけて向かいます。
そして『はやぶさ2』は、惑星に降り、砂や石を持ち帰る事になっているんです。
この『はやぶさ2』の取りまとめ役、JAXA(ジャクサ)宇宙航空研究開発機構の吉川真(よしかわ・まこと)さんに、どのような思いでこのプロジェクトに臨んでいるのか、新たな挑戦を前に話を聞いてきました。」