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冒険活動の記録・その8

 冒険活動の醍醐味、野外炊飯です。生活班ごとに「もぐもぐカレーセット」または「あつあつビビンバセット」を選んで調理します。中学生にもなると、日頃から台所に立って調理や調理のお手伝いをする習慣がある生徒を見かけます。
 手慣れた手つきの包丁さばきで野菜の皮むきやカットを行う生徒も、普段は美味しくいただくのがいちばんの役割という生徒も、野外炊飯では班員7〜9人前分の料理を準備するわけですから、なかなかのチャレンジとなります。

 電磁調理器やガスコンロもなければ、電子レンジやフードプロセッサーもありません。もちろん全自動の食器洗い機もありません。いつも食事を支度してくださるおうちの人に対する尊敬の気持ち、電気やガス・文明の利器の力を使えることのありがたさ、肉類や野菜・穀物の命をいただくことへの畏敬の念など、あたりまえと思っていることに対して改めて感謝の気持ちを抱くようになることで、「伝説の冒険活動」は、より美しく深化していきます。