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宝木中での出来事

冒険活動の記録・その17

 2日目夜も班長会議が行われます。リーダー的な役割を果たすことで、計画全体を見通したり、仲間を気遣ったりと、物事に対する視野が広がっていきます。グループのみんなへのリーダー的な関わりを行うことは、やがて学級、学年、学校、地域、国や世界へと影響を与える範囲が広がっていく可能性に向けた第一歩かもしれません。
 リーダー以外のメンバーにとっても、グループのあるべき姿や要望、リーダへの期待などをよりよく共有し、リーダーを支える力が育まれることと思います。

 

冒険活動の記録・その16

 冒険活動最後の夜は、「夜のお楽しみ活動」として、キャンドルファイヤーを中心としたお楽しみ会を催します。
 キャンプファイヤーやキャンドルファイヤーなど、野外活動の夜の締めくくりに行われることが多い「火の儀式」。
 午前中の野外炊飯でも「火おこし」をおこない、日常お風呂炊きや燃やすごみの分別など、火は生活するうえで頼ることが多い存在であるとともに、火渡りやキャンドルサービスなど祭りや祈りを司る神聖なものとして扱われることもあります。さらに世界のあちこちに戦火を交えている国や地域があり、すべてを焼き尽くしてしまう恐れ多いものという面をもちあわせていることも事実です。
 火に感謝し、火をたたえ、火を見つめながら自分や自分たちのこれからを考えることが、今後の成長の糧になることでしょう。有意義な時間を共有することができました。

 

 

冒険活動の記録・その15

 冒険活動2日目の夕食です。今日のメニューは、ご飯、豚肉の生姜焼き、白身魚の南蛮、シュウマイ、肉じゃが、ミックススローサラダ、青じそドレッシング、コーンと卵の中華風スープ、プリンです。昼食が野外炊飯のため、11時前には食べ終わっていた班が多く、お腹をすかせて夕飯が待ち遠しい様子でした。おかわりにもたくさんの生徒が並び、おいしそうに食べていました。

冒険活動の記録・その14

 午後の学級活動(1・3組)・班別活動(2・4組)の様子です。
 1組・3組:イニシアティブゲーム、2組A班B班D班と4組C班:クライミングウォール、
 2組C班・4組A班:マウンテンバイク、4組B班:アドベンチャーゲーム、4組D班:カヌーでした。

冒険活動の記録・その13

 野外炊飯のあとも大切なのは振り返りです。かまど係をやって難しかったことや、みんなで役割分担をしてうまく行った喜びなど、それぞれの学びを紹介したり共有したりして活動が完了します。
 午後は1・3組が学級別活動、2・4組が班別活動に取り組みます。5つの活動に別れて行います。活動の様子は夕方以降にまとめてホームページに掲載する予定です。

 

冒険活動の記録・その12

 野外炊飯で調理したカレーやビビンバをおいしくいただいたあとは後片付けです。ダッチオーブンや飯ごうのすすを落とす、焦げをきれいにする、かまどの灰をきれいに片付けるなど、準備や調理同様、役割分担をして力を合わせ「使う前よりもきれいに」をめざします。

 

冒険活動の記録・その11

 野外炊飯の調理も完成を迎え、盛り付けから班によっては喫食するところまで進みました。
 美味しくできたことに感謝しつつ、みんなで同じことをするだけでなく、仲間と分担・手分けして取り組むことで一人一人がチームに貢献するという、学校生活ではなかなか味わえることがない協力のあり方を経験しています。

 

冒険活動の記録・その8

 冒険活動の醍醐味、野外炊飯です。生活班ごとに「もぐもぐカレーセット」または「あつあつビビンバセット」を選んで調理します。中学生にもなると、日頃から台所に立って調理や調理のお手伝いをする習慣がある生徒を見かけます。
 手慣れた手つきの包丁さばきで野菜の皮むきやカットを行う生徒も、普段は美味しくいただくのがいちばんの役割という生徒も、野外炊飯では班員7〜9人前分の料理を準備するわけですから、なかなかのチャレンジとなります。

 電磁調理器やガスコンロもなければ、電子レンジやフードプロセッサーもありません。もちろん全自動の食器洗い機もありません。いつも食事を支度してくださるおうちの人に対する尊敬の気持ち、電気やガス・文明の利器の力を使えることのありがたさ、肉類や野菜・穀物の命をいただくことへの畏敬の念など、あたりまえと思っていることに対して改めて感謝の気持ちを抱くようになることで、「伝説の冒険活動」は、より美しく深化していきます。