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2022年1月の記事一覧

伝統行事(6年生)

 本校の伝統行事の一つに6年生の陶芸教室があります。毎年この時期に,陶芸家の先生にお越しいただいて作品を作る,思い出作りになっています。

 その当日,その様子を見てみますと,まずは土の塊を見て,触れて,塊の重さを想像するところから始まりました。先生は「土に触れて何かを感じることが大事なこと」と伝えられていました。

  

              

 

 一人分の粘土を手にした後は,ひたすらもんでいきます。土の中に入っている空気を抜いて土の固さを同質にしていくようです。

   

            

 

           

  

 作りたいもののスケッチを基に,作り方を先生方からご指導いただき,黙々と作業に取り掛かっていきます。子どもたちは「無」の気持ちになっていたことでしょう。

           

 平面的なもの,立体的なもので作り方も変わり,使用する用具もそれぞれです。粘土の切り方,四角に形を整えるとき,円形に形作るときのろくろの使い方,カップのように高さの出し方など,先生の見事な手つきで分かりやすく説明をいただいていきます。圧倒されながらも,子どもたちは「よし!」と,気合いでチャレンジが続いていきます。

 

          

 

 仕上げの形を見て,驚きです。仕上げは完璧です。

 子どもたちの自己評価はいかがだったでしょう?

       

       

       

        

       

 

 この後色付けされて作品が戻ってきます。

 持ち帰った後は,家庭のどこに飾られるでしょう。どのように活用されるでしょう。

 作品を見るたびに「小学校で作ったもの」と,作っていたあのときの感覚,緊張感,大変さや楽しさがじわりじわりと思い出されることでしょう。そして,生活の中に存在感を増していくことでしょう。

 仕上がりが楽しみです。