児童の活動(平成25年度)

活動の様子(H25)

まんじゅうづくり教室が開催されました

 白沢小学校地域協議会主催の活動として,昨年は「親子そば打ち教室」が行われましたが,今年は「まんじゅうづくり教室」が開催されました。場所は昨年と同じ場所で,下ヶ橋町の宇都宮市河内農村
体験交流館でした。当日は,東下ヶ橋の櫻井則子さんを講師に迎え,協議会会員15名と,参加者
16組39名の合計54名という多くの皆様方と実施することができました。
  
 小麦まんじゅう,みんな大好きです。今日はベテランの先生から,作り方を教わって帰り,家でも作って食べてみましょう。
  
 最初は櫻井先生がお手本を示します。皆さん,良く見ていてください。
  材料 小麦粉  250g
       たんさん  14g
       黒砂糖  125g
          酢         80cc
      水      40cc
       餡       480g
 
 えっ! 酢が80cc? 水よりも多いです。 
 実はここがポイントなのです。
 さあ,一緒に作っていきましょう。
1.小麦粉,たんさんは,事前に良くふるっておきます。そしてたんさんを混ぜ合わせます。
     手でゆっくりと,やさしく行います。
  
 2.黒砂糖,酢,水を火にかけ,混ぜて溶かし,冷ましておきます。(今回は櫻井先生がここまで準備
      しておいてくださいました。)
   つぎにこのタレを,小麦粉・たんさんへ流し,良く混ぜ,約30分ねかせます。
  
 すると・・・ ふくらんできた! つぶつぶ泡立って,おまんじゅうを割ったときの皮の感じと同じに
なってきた~! (すでに美味そうです♥)
  
 3.餡を丸め,ふくらんできた生地で包みます。コツはふくらんだ生地を押しつぶすことです。
  
  
 5.良く蒸気の上がった蒸し器に,湿らせたさらし木綿を敷き,その上に間隔を開けて置いて並べて,  
      水をかけます。(え~っ!びっくり!! 実はおまんじゅう屋さんがやっている裏ワザだとか)
     15分から20分蒸します。交流館の蒸し器は,一度に32個も蒸せます。
  
 6.蒸しあがったら,急いで熱いうちに,うちわであおぎます。
      (これもおまんじゅう屋さんの裏ワザ。こうすると照りが出るそうです。)
  

 うわ~っ! おいしそう~!! 湯気がもうもうとした中に,きらきら光るおまんじゅうがとてもきれいです。 

 

 さあ,待ちに待った試食の時間です。いっただきま~す!

  
 ぱく,ぱく。もぐ,もぐ。これは旨い! こんなに上手にできました。
  
 一家族に8個できました。全部たべちゃいたいけど,お土産も持ち帰らないとね。
  

 私はこんなに美味しいまんじゅうを食べたのは,生まれて初めてです。
                           【いや,ホント。この日一緒に食べた人は納得。】
◎理由その1:生地に,たんさんの苦みが全く感じられないこと。
         ⇒実はこれ,酢を入れたことによるものだそうです。
         ※たんさんとは,重曹(炭酸水素ナトリウム)のことで,これを入れると小麦粉が良く膨らみます。
                            また重曹のアルカリ性が,酸性である酢によって中和され,苦みが消えるのだと思います。

◎理由その2:生地も美味いが,餡が美味い。
         ⇒櫻井先生手作りの餡で,小豆も地元下ヶ橋産。
         ※この餡の作り方も教えてほしいです。
◎理由その3:出来立て,新鮮,隠れたところに秘密あり。
         ⇒こね方,丸め方,包み方,お水をかけて蒸したり,うちわであおいだり, 細やかな
                         コツがいっぱい。見栄えも良い。

 そして櫻井先生が漬けてくれたダイコンとトウガンの漬物。甘いものとしょぱいものの取り合わせが
最高です。

 今年も大満足でした。みんなで楽しく作って,おいしく食べられて,楽しい時間を過ごすことができました。小麦まんじゅうも地域の立派な伝統食です。地域の文化をこれからもみんなで守り,伝えていきましょう。
 櫻井先生,そして地域協議会の皆様方,大変お世話になりました。