児童の活動(平成25年度)

活動の様子(H25)

5年生が稲刈をしました

おかげ様で豊かに実りました!

 今年の5月20日に住吉さん,木村さん,そしてPTAの皆さんにお世話になって植えたイネが成長し,127日目(3,048時間後)に稲刈りを迎えました。
 当日の朝に自宅を出る頃,少し雨が降っていて,小さな水たまりができ始めていました。市街地中心部をぬけて北上し,環状線を越えて海道小付近に来ると,道路の濡れ方が少なくなり,白沢小の学区に入った途端,道路は乾いていました。しかし白沢でも早朝,さあ~っと降りましたが,すぐに止んでしまったとのこと。でもこれなら,稲刈りに支障は無さそうです。
 おかげさまで予定どおり稲刈りが行われました。(天佑我に有りですね)

 早朝から子どもたちの集合場所や脱穀体験場所確保のため,住吉さんがコンバインで一部刈り取っていてくださいました。

 
 PTA会長さんからご挨拶をいただいた後,田植え以来ずっと管理をしてくださった住吉さんから稲刈りの説明を受けました。
  
  
 住吉さんの刈り取り方の実演です。 それから,木村さんから千歯こきと 
  
 足踏み脱穀機と 動力脱穀機の使い方を教わりました。
 さて,稲刈りの始まりです。最初は,おっかなびっくりの及び腰で,慎重に(と言うよりは戸惑いながら)
1人片手で3束を刈り取っていきます。
  
 刈り取った3束をそれぞれの脱穀機のところに行き,自分たちで脱穀します。
  
  

 最初は,時間内にこの量を刈り取るができるのかな?と少し心配しましたが,慣れていくにつれ上手になり,手際の良いこと!びっくりしました。 
 

 そして最後にみんなで落穂ひろいです。全て鳥のエサにしてしまうのはもったいないので,拾い集め
ましたが,比較的落ちていませんでした。ということは,刈り取り方が上手だったのかな?
 

  

 皆さん,お疲れさまでした。農道に腰掛けて,家から持参した水稲で直会(なおらい)です。
慣れない(生まれて初めて!?)の仕事でちょっと疲れたけど,「お米ってこうしてできるんだ。」という感想が聞かれました。
 

  
 

 食べ物を作るということは,大変なことですね。お米は八十八の手間がかかると言われていますが(※)まだこれから後,乾燥・籾すりをして,精米してから炊飯し,ようやく私たちの口に入るのです。このように体験してくると,お米一粒でも粗末にできませんね。「ごちそう様でした」という感謝の気持ちが,自然と湧いてくることを実感できたと思います。 
 

 末文になりましたが,今年もたくさんの収穫をすることができ,子どもたちは一人一人様々なことを考えることができたと思います。学校の中だけでは学習できない貴重な体験をさせていただき,本当にありがとうございました。
 これも住吉様,木村様,そしてPTA会長をはじめ皆様方のご協力の賜物を深く感謝いたしております。

【※ 米という漢字を分解すると八十八になることから,米づくりは昔から88の手間がかかると言われています。しかし実際には,もっとたくさんの手間がかかるそうです。】   

中秋の名月

今年のもうひとつの天文ショー?

 今年の「十五夜」つまり中秋の名月は,今日9月19日(木)です。中秋の名月とは,旧暦の8月15日に出る月のことです。15日の夜なので十五夜と呼ばれています。旧暦とは月の満ち欠けを中心とした
暦のことで,日本では明治6年から太陽を元にした新暦になっています。(白沢っ子なら,明治6年と
いうとピンときますね。そうです,白沢小学校ができた年ですね。)

 旧暦は今の日付と比べて約1ヶ月ほど遅れています。これは月の動きだけで暦を作ると,1ヶ月が
約29.5日となります。これですと今の1ヶ月の30日や31日よりちょっと短いので,これでカレンダーを
つくると,1年が364日で終わってしまいます。これが続いていくと,月と季節がどんどんずれていってしまうので,3年に1回くらいの割合で「閏月(うるうつき)」という月を入れて調整していました。ですから江戸時代ではたとえば5月の次は6月にならず,閏5月なんていう月があったのです。新暦には閏月がありませんので,旧暦でみるとだいたい1ヶ月くらい遅れるということなのです。


 というようなことを書いていましたら,職員室の先生方から「月が出てきましたよ」と教えていただき
ました。見ると白沢小学校の東側の竹やぶの上に,まんまるのお月さまが顔を出していました。

 
 

 今日の月の出は,午後5時21分(宇都宮)でした。
 完全な満月となる時間は,午後8時13分。その時の月齢は13.9(新月から数えて13.9日目) 
南中時刻 午後11時36分(真南になる時刻)です。
 

 今年のもうひとつの天文ショーというのは,中秋の名月(十五夜)と満月が同じ日であるとうことです。そう聞くと,「えっ!十五夜っていつも満月なのでは?」と思われますが,上記のように1ヶ月が29.5日と半端だったり,月が地球を回る軌道が楕円であったりすることにより,新月から満月まで13.8日から15.8日とばらつきがあるのです。平均すると新月から満月までは14.8日だそうです。
 このように,中秋の名月は旧暦の8月15日と決まっていますが,月の満ち欠けがばらつくため,毎年,中秋の名月と満月が一致しないのです。今年はそれがぴったりと一致しましたが,次に一致するのはなんと8年後の2021年!東京オリンピックが終わった翌年ということになります。


 ずいぶん先のことですねぇ・・・ その頃,みんなは何をしているのかな?

 
 午後8時の月です。満月中の満月です。

【地域トピックス】古里中学校の秋季大運動会

昨年に引き続き,2年連続は珍しい!!

 古里中学校の秋季大運動会が開催され,光栄にも
ご招待をいただきましたので,出席させていただきま
した。当日は台風18号が接近中とのことでしたが,
晴天の爽やかな秋空の下,午前8時30分の号砲と
共に開会式が始まりました。

 平成25年度 秋季大運動会プログラム
 細やかな指示を受けなくても,自分たちからきびきびと行動している様は,さすが中学生です。非常に頼もしく思いました。
 古里中学校の運動会は,各学年縦割りに赤団,緑団,黄団,青団の4色に編成され,各色対抗で競技が進められます。毎年,各色のマスコットや応援の方法など
特色があり,それを見るのも楽しみのひとつです。
各色のシャツを着ている生徒が応援団です。
 
 
 昨年度の6年生,今の1年生はがんばっているかな?ついつい目がいってしまします。入場門には
団体競技「巻き起こせ!古中旋風!」のため,1年生全員が集合しています。
 
 懐かしい面々,しかしみんな中学生らしいハツラツさと,精悍さが増して,頼もしく感じられました。
(みんな成長したなぁ~)
 
 そして2年生の団体競技の応援を,1年生が協力して応援しています。
 (あれ,そろそろ1年生の個人競技,徒競走の集合ですよ。入場門に行かないと・・・)
 
 また運営にも1年生が活躍していました。先生や上級生と一緒に審判団を務める1年生。 
 (真剣に審判という重要な任務を遂行しているので,お~い,がんばってるか~い!と声をかけるのをこらえて・・・)
 
 秋晴れの素晴らしい天気の下で開催できたこと,改めましておめでとうございました。そしてはつらつと健やかに成長してる,白沢っ子の活躍を間近に見ることができ,本当に感動いたしました。
 
 
 中学校の先生方,そして保護者,地域の皆様方に御礼申し上げます。

サツマイモの花が咲きました!

昨年に引き続き,2年連続は珍しい!!

今日の昼休みのこと。
  1年生とアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)を採集していた時,ここのところ学校農園に行ってない
なあと思い,サツマイモ畑を見てみたら,なんとサツマイモの花が咲いていました。200本のうち,
たった1株でした。

 
 ちょっと見ると,アサガオのような色と形をしています。それもそのはず。サツマイモはヒルガオ科の植物で,アサガオと同じ仲間なのです。
  
 実は,白沢小学校では昨年度も咲いていたのです。その時の写真がコレ↓
  
 たくさん花芽を持っていました。あまりにも珍しいので先端部分を切って来て先生方にも見ていただきました。さらに水盤に活けて校長室に置いたり,玄関に置いたりして,来校者の皆様方にも見ていただきました。最後にはこんなにたくさん咲きました。
  
 話には聞いていましたが,その時初めて見ました。調べてみると,沖縄のような暑い地方では普通に咲くらしく,なんと黒い種もできるとか・・・。
 それならばと,沖縄県読谷村(よみたんそん)の歴史資料館に勤める友人に聞くと,「そんなの見たことないよ」って。 「え!?} だって図鑑にはそう出ていたんだけどなぁ~。
 それならそれで十分です。かなり!珍しい!!ことなので,満足してこのHPで皆さんに紹介しましょうと思ったのですが,なんか心に引っかかるので,もっと調べてみることにしました。

 サツマイモは鈍感な短日性の植物であり,花芽ができるためには長期間,短日条件下(日が短い
条件)に置かれなくてはなりません。具体的には昼間の時間が11時間以下にならないと花芽が形成
しないのだそうです。しかし本州では日が短くなって秋も深まる頃には気温が下がってしまい,花は咲くことができないのです。
 【もっと知りたい人のために】
  サツマイモ属(Ipomoea)とアサガオ属(Pharbitis)は極めて近縁で、最近は、これら2属を分けずに、サツマイモ属に統一する
  意見が強い。互いに近縁種であるため、サツマイモとアサガオは容易に接木することができる。サツマイモをアサガオに接木
  して暗処理すると、サツマイモは容易に花を咲かせる。
  このことは、短日処理を受けたアサガオの葉で花成を誘導する物質が作られ、これが接木を介してサツマイモに輸送されて、
  サツマイモの花成を誘導することを示唆する。このことは、さらに、サツマイモが鈍感な短日植物であるのは、花成誘導物質に
  対する感受性が低いためではなく、花成誘導物質の生産量が少ないためであること
を示唆している。
                『アサガオの生理学』から転載  
http://www.sc.niigata-u.ac.jp/biologyindex/wada/p13/p13-2-1.html
 となると,なおさらサツマイモがこの地方で,単独で花を咲かせるということは,まれなことなんだなあ
と思います。


 でも,近頃ずいぶんと日が短くなってきたなあ~って思いますが,あれっ?今頃の日長は11時間を
切るほど短かったかな?
 国立天文台のデータから宇都宮市の日の出,日の入を調べ,Excelで日長を算出したのが下の表
です。9月13日を黄色く塗りました。すると,あれ?

 日の出・日の入りデータ表.pdf
 やはり,9月13日頃ですと,日長はまだ12時間31分もあり,サツマイモの花芽が分化する条件に達していません。サクラが間違えて,暖かい冬に咲いたなんてニュースを時折聞きますが,これもそんな不定期な花なんですね。
 

 それでは,去年の花はいつ咲いたのでしょうか?日付を調べてみると,10月25日でした。去年の宇都宮市の日の出,日の入から日長を,同じ国立天文台のデータから計算してみると,(ピンクで塗ったところ)10時間55分であり,11時間を5分切っていました。そうすると去年の花は,きちんとその条件下で咲いたことになります。だから3株も咲いて,そのうえたくさん花芽を持ったのだと思いました。
 

 そうこうしているうちに,先ほどの沖縄の友人からまた電話がかかってきました。農家の人に聞いて
もらったら,沖縄ではやはりサツマイモの花は普通に咲くそうです。その話のよると,沖縄ではもう今の時期,サツマイモの収穫の季節を迎えていて,花が咲くまでイモを畑に植えていないとのこと。
なぁ~るほど!それじゃ,花は見ることはできないですよね。
逆に「えっ!本土では花が咲かないの!!」って驚かれたとか。
 
 
 そうしてみると,この時期にサツマイモの花が北関東で咲くということは,やはりかなり珍しいということが分かりました。
 

 そこで,予想です。今年もとても暑い日が続きましたね。このような気候が10月下旬まで続けば,またたくさんのサツマイモの花が咲くかも???
 昨年度の実績と上の表から大胆に推測すると,白沢小サツマイモの開花は,
今年も10月25日(金)!!  さあ,当たるか外れるか。 乞うご期待!

1学期後半のスタートです

みんな元気な顔がうれしいです!

 36日間の夏休みが終わり,ひっそりとしていた学校に子どもたちの元気な声と笑顔がかえって
きました。朝,通学路に出て,子どもたちとあいさつをしましたが,大きな怪我や事故もなく,元気な
みんなと再会できることが何よりです。
 2校時と3校時の業間の「なかよしタイム」に朝会を行いましたが,それに先立ち着任式を行い
ました。産前休暇で夏休み中にお休みに入った3年2組の今井久恵先生に代わり,後任となる
田中章仁先生の着任式を行いました。明るく元気な先生で,前任校でも特別支援や習熟度別学習の実績があります。  これからも白沢っ子をよろしくお願いいたします。

  

 その後,1学期後半のスタートにあたっての朝会を行いました。1年生から6年生まで並ぶ全校児童の顔,ひとりひとりを見るとちょっと見ない間に,成長したなぁと思いました。身長も伸びたようですし,顔つきも休み疲れた様子もなく,何かを得たような凛々しさを感じました。
 夏休みの生活をふり返り,これから10月11日(金)の1学期の終業式に向けて,新たに「めあて」を
立て,それぞれの学年の前半をふり返り,学習や生活のしめくくりの時期となりました。生活のリズムを整え,また元気に生活していきましょうとお話しをしました。
 

 まだまだ暑い日は続きそうです。健康管理も引き続き行いながら,意欲的に学業に取り組めるよう
指導・支援を行っていきたいと考えております。