児童の活動(平成25年度)

活動の様子(H25)

あれから3年

東日本大震災を忘れない

 平成23年3月11日(金)14時49分6秒(白沢での最大震度時刻)震度6強
 そうあの日から,もう3年がたつのですね。あの時,1年生だったあなたたちは,4年生に。6年生の
あなたたちは,3年生でしたね。
 その日の夜は電気も止まり,暗くて恐ろしいような記憶だったと思います。その後何度も停電になり,
コンビニやスーパーから食べ物や生活用品がなくなり大変な思いをしたことを覚えてますか?でも,
だんだんとつらくて苦しい思い出は,消えかかっていませんか?


 被害が大きかった東北地方太平洋沿岸部では,がれきの処理も進み,復興もずいぶん進んだように聞かれますが,水揚げ量や港湾の整備,そしてなんといっても高台移転のための区画整理事業も
あまり進んでおらず,平成24年12月現在の避難者総数は約32万人,うち仮設住宅は48,522戸
(岩手,宮城,福島,茨城,栃木,千葉,長野)に112,996人の方々が生活しています。(復興庁)被災地では,まだまだ苦しんでいる人たちが大勢いるのです。


 私たちの地域では,震災の復旧が進んだことにより,人々の震災の意識が薄らいでいないでしょうか?しかし今回のことを,日頃からの危機管理の大切さを改めて認識し,また被害に遭われた方々や
亡くなられた方々を忘れず,私たちはこの日のことを語り継いでいかなくてはならないと思います。
 

 本校では,子どもたちと教職員が一緒にも改めて震災のこと,そして危機管理のことを考えるため,
昨年に引き続き,全校放送で朝の会を実施しました。
 3年2組担任の細越先生は岩手県宮古市出身で,先生の実家は津波により大きな被害を受けたそう
ですが,ご家族の皆様は幸いにも全員無事だったそうです。しかしその時の状況や様子を被災写真
を,放送室から通してお話ししてくださいました。
 
 

  

 各教室の子どもたちは,全員真剣に,細越先生のお話しを聞いていました。その後担任の先生から,各学年の発達段階に応じた,命の大切さや日頃の危機管理などについてのお話しをしていただきま
した。

 

  
 職員室でも,放送を聞きました。
  
 今日は文部科学省からの弔意表明の通知(事務次官通知)が県・市教育委員会を通じて出された
こともあり,本校でも半旗掲揚を行いました。震災が起きた時刻には,校庭で体育をしていた3年生
が黙とうを捧げました。
  
 改めまして,今回の震災に被災された皆様にお見舞い申し上げ,お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。

卒業生を送る会

お世話になった卒業生に心からお祝いをしました

 6年生がこの白沢小学校を卒業するまで,あと1ヶ月を切りました。6年生とこの学校で生活するのも,あとわずかです。そこでこれまでお世話になったことに感謝し,楽しいひとときを過ごすため,
3年生から5年生までの代表委員の皆さんにより企画・運営された「卒業生を送る会」が,2校時の
業間の休み時間(なかよしタイム)から3・4校時まで,体育館で行われました。
 はじめの言葉,児童代表あいさつにつづいて,6年生クイズです。

  

 6年生クイズは,代表委員の子どもたちが考えました。6年生に関係する内容を,在校生が〇かXか
で答えるものです。
 皆様も一緒に考えてください。                      【正解は,この文末をごらんください】
 1. 6年生で一番多い誕生日は10月である。
 2. 6年生の人数は39人である。
 3. 6年生で,はやっている遊びはドッジボールである。
 4. 6年生で6年間の中で転入してきた人は8人である。
 5. 6年生の年齢は13歳以上である。
 6. 6年生でメガネをかけている人は3人である。

 

 結構,難しいですね。当の6年生もわかるのかな?
 さあさあ,真ん中で線を引きますよ。〇かXかに分かれてください。
  
 正解者が非常に多いのにびっくりしました。在校生は本当に6年生のことを良く知っていますね。
このことからも日頃からのなかよし度が分かります。
 次は縦割り班で,校庭で遊びます。出入りを含めて30分。さあ,急げ!!
  
 校庭にはすでに代表委員の人たちによって,各班のためのラインが引かれるなどの準備がされて
いました。すごい! 準備,お疲れさまでした。
 ちなみに縦割り20班の遊び全種目紹介です。
   1班ドロケイ 2班Sケン 3班ドッジボール 4班Sケン 5班キックベース 6班かくれんぼ
   7班サバイバルゲーム 8班かくれんぼ 9班ドッジボール 10班ドロケイ 11班Sケン
  12班ドッジボール 13班サバイバルゲーム 14班ドッジボール 15班Sケン
   16班サバイバルゲーム 17班ドロケイ 18班なぞときゲーム 19班ドロケイ 20班ドロケイ
  
 遊ぶ・遊ぶ・ただ ひたすらに・・・        6年生との想い出を固定するように・・・
  
 出入りを含めて30分。5年生が引率します。だんだんと集まってきました。チャイムは鳴りません。
時間管理も時計を見ながら自分たちで行います。
  
 さあ,第2部 学年別にプレゼントを差し上げます。1年生から5年生まで,いろいろな時間を使って
作ってきました。
1年生:しおり  2年生:プレゼント用の袋  3年生:紙粘土のキーホルダー
4年生:白沢小カレンダー  5年生:貯金箱です。
  
 あらたまると,お互い緊張するね。 何が入っているのかなぁ・・・気になる


次は,在校生から卒業生への歌のプレゼント。「君とぼくのラララ」です。

  
 向かい合って,合唱しました。気持ちがだんだんと盛り上がってきました。
 最後に卒業生から在校生に,音楽のプレゼントです。
  
  
 
 全員,静かに聞き入っていました。いよいよ卒業生がこの学校を去っていくという実感がようやく湧いてきたかのようです。
 いよいよ最後です。6年生の皆さんが退場します。体育館の中を花のアーチで全校生がお送り
します。
  
  
  

 代表委員の皆さん,ありがとうございました。とってもスムーズに,そして感動的な集会でした。
 この代表委員会の集会は,今回で8回目になります。企画から進行まで,担当の先生の力を借り
ながらも自分たちの力で準備を進めてきました。
 たいへんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

 6年生が卒業するまで,あと20日となりました・・・

児童集会

フラッシュゲームをしました

 2校時の業間の休み時間に,集会委員会の子どもたちによる児童集会がありました。フラッシュ
ゲームといいまして,ステージ上の少し開いている幕の間を,パッと物が通ります。それをみんなで
当てるという動体視力がものをいうゲームです。答えは3択で,赤帽子,白帽子,脱帽で回答します。
 ルール説明も子どもたちが行います。

  
 問題は全部で11問。最後の1問は,スペシャル問題です。企画した集会委員会の子どもたちだけの秘密です。教職員も一部しか知らされていません。
 さあ,スタートです。
  
 ぱっ! あっ,左から右に何か飛びました! うわぁ,速い,小さい!!
 コンパクトデジタルカメラの限界に近いです。シャッターが間に合いません。それでも子どもたちは,
しっかりと当てています。素晴らしい動体視力です。  (カメラに写らなければ,ホームページで紹介できません。悔しいので,液晶画面での画像キャプチャをキャンセルしてから,シャッタースピードを上げて,ファインダーでのぞいてようやくこんな感じに写りました(汗))
  
 正解は「小ほうき」でした。結構,みんなできています。
 さあ,いよいよ11問目。最後は人が通り抜けます。その人は誰でしょう?
  

 1番,ながしま先生  2番,ほそごし先生  3番たなか先生
              (あれ,並んでいる順と,答の紙の順番が違うぞ・・・)

 
 正解は,ほそごし先生でした。正解者が多かったですね。さすがです!
 集会委員の皆さん,ありがとうございました。とってもスムーズに進行でき  ました。先生方も含めて,全校で楽しい集会となりました。
 
 この集会,今回で9回目になります。その度に企画から進行,セリフ,話し方,動き,役割分担など,
担当の先生と一緒に準備を進めてきました。最初の頃は分からないことが多く,たくさんのことを手取り足取り教わりながら進めてきましたが,今回はセリフの原稿書きや動きの練習,そしてどうすれば下級生たちが喜んでくれるかなど,多くの部分を自分たちで工夫して準備をしてきたとのこと。指導する部分は以前と比べて非常に少なくなったそうです。
 とても楽しくスムーズに進行した理由が分かりました。校庭で遊ぶだけでなく,委員会活動でこんなに楽しく過ごすことができた,とってもいい休み時間だったなあと思いました。改めて集会委員会の皆さん
ごくろうさまでした。

環境学習をしました

地球温暖化について考えました

 この地域には,地球温暖化対策地域協議会(MEAK(ミーク)の会)という組織があります。この会は
環境省に登録された団体で,日常生活における温室効果ガスの排出抑制等に関して,必要となるべき措置について協議し,具体的に対策を実践することを目的として組織された団体です。
白沢の清水映夫さんを会長に,地域の方々がメンバーとなって活動しています。
 本校では,5年生の総合的学習で環境の学習を行いますが,今回は地球温暖化について学習しま
した。当日は理科室で,2組が2校時に,1組が3校時にと別々に2回実施していただきました。

 
  

 まず,この理科室の窓から外の炭酸ガスの量を測ってみました。約0.03%でした。次に理科室の中の量を測ってみると約0.07%でした。私たちの吐く息によって炭酸ガス量が少し多くなっていることが分かります。

 

 
 それでは,私たちの吐く息の中には,どのくらいの炭酸ガスが入っているのでしょうか?ビニール袋の
中に息を入れ,班ごとに測ってみました。
  
  

 個人差があるので値はまちまちなのですが,約0.3%でした。空気中の炭酸ガスの量から比べると,
10倍高いことが分かります。
 こんな高い炭酸ガスを,地球上の人たち全員が吐き続けていたら,すぐに温暖化になってしまうのでは?という質問がありました。では,なぜそうにならないのでしょう?次にこんな実験をしました。
 ビニールで覆った植物に,息を吐きかけます。そしてそれを日向に約20分間置いておきます。するとどうなるでしょうか?

  
 その20分間待つ間,物が燃えた後の炭酸ガスの量はどうなるのでしょうか?
ろうそくに火をつけて,PETボトルをかぶせます。するとPETボトルの中に酸素が消費され,炭酸ガスが増加し,ろうそくの炎がやがて消えます。その時の炭酸ガスの量を測ってみました。
  
 どの班でも0.3%以上の濃度を示しました。 
 
 さあ,いよいよ植物を覆っているビニールに入れた炭酸ガスの量を測ってみましょう。予想がどうかな?増えてる?減っている?変わらない?
  
 結果は,だいたい0.1~0.2%と,炭酸ガスはみごと減っていたのです。
 すなわち植物は,光合成といって,光と炭酸ガスを使って酸素を作り出しながら,自らの養分を作り出しているのです。この働きによって,私たちが呼吸や生活の中で作りだした炭酸ガスを,植物が吸収してくれているのです。
  
  

 地球の大気は,約78%の窒素,約21%の酸素,アルゴンが0.9%,そして約0.03%の二酸化炭素(炭酸ガス)によって成り立っています。そのたった0.03%の炭酸ガスが,昨今の私たちの生活に必要なエネルギーを生み出すために,燃やしてる化石燃料(石油,石炭など)により徐々に増え始め,それより引き起こされる温暖化が大きな問題となっています。
 このまま温暖化が進むとどうなるのか?世界中の科学者がそれを研究しています。その内容の一部を紹介すると・・・
 ・気温が上昇すると,大気中の水蒸気量が増加し,降水量が増加。
  ⇒豪雨
 ・気圧配置がこれまでと変わり,異常気象が増加
  ⇒偏西風の蛇行(今年の寒さ・近年の猛暑⇒旱魃,熱帯雨林の乾燥化)
  ⇒海水面温度の上昇⇒猛烈な台風⇒暴風雨,高潮
  ⇒竜巻の発生
 ・南極の氷が解ける,氷河の氷が解ける,海水の膨張⇒海水面の上昇
 ・沿岸部の浸水被害⇒漁業・農業に被害
 ・生態系の変化⇒生物の減少・絶滅⇒食料事情の悪化
 ・健康被害⇒マラリアなどの拡大
 などがあげられます。炭酸ガスの急激な増加が,私たちの生活にどれだけ悪い影響を及ぼすのか,
考えるとちょっと恐ろしくなります。
 

でも,今日からそうならないようできることがあります。それは,夏休み,そして冬休みに皆さんに実施
してもらった「ストップ温暖化アクション」をこれからも少しずつでも実施していくことです。
 省エネルギー,もったいない運動が,私たちの地球を救います。明るい未来を子どもたちに,そして
将来の人々につなぐためにも,みんなでできるところからコツコツと続けていきましょう。

 本日は,清水会長をはじめミークの会の皆様,大変ありがとうございました。

冬の校庭寸景

ある日の昼休み

 今,白沢っ子たちは,2月に行われるなわとび検定に向けて,練習に余念がありません。学校業務
機動班の方々に作っていただいた,なわとびジャンプ台に並んで,各々の課題克服に一生懸命です。
 

 職員室の窓からから先生方と見ていますと,子どもたちはきちんと並んで自分の番が来るのをじ~っ
と待っています。時には友だちを励ましながら,時にはやり方を教え合いながら練習している姿は,
なんとも微笑ましい限りです。
 注意して見ていると,並んでいる子どもたちに,暗黙の一定のルールがあることに気が付きました。
ジャンプ台に乗って飛び始めてから,なわが足に引っかかるまでが,その子の順番のようです。ひっかかってしまと,誰からも促されることなく,自主的にその順番の入れ替えが粛々と行われるのです。その様子を見ていた先生方と感心してしまいました。
 近寄って子どもたちに聞いてみると,誰に教わったわけでなく,またみんなときちんと取り決めした
わけでなく,なんとなくそうなっているとのこと。逆に不思議そうな顔をして「先生,そんなの当たり前
じゃん。」と言われてしまいました。
 きまりは破るためにあるなんて悪ぶれて言う大人もいますが,人間関係を潤滑にするための自然発生的なきまりの原点なようなものを,子どもたちも教わったような気がしました。

 
  

 白沢の空は,今日も清々しさでいっぱいです。

 

 

平成26年が明けました

 新年,明けましておめでとうございます。今年はうま年ですね。白沢小学校も141年目に入ります。「天馬空を行く」ような,飛躍の年にしたいですね。
 今年も初日の出は絶対白髭神社と決めていましたので,早起きついでに彗星の観察もしてみました。
 
 
 さて,昨年は彗星の当たり年でした。3月にパンスターズ彗星,10月から12月にかけて,
アイソン彗星,エンケ彗星,リニア彗星,そしてラブジョイ彗星と東の空に4つの彗星が見られる
なんて,滅多にないことです。しかし肉眼での観察は無理でした。
 ↓ちなみに,話題になったアイソン彗星。残念ながら太陽に近づいた際に崩壊・蒸発してしまいました。
   これは,太陽最接近前に撮ったものです。

2013.11.22(金)午前5時2分 100mm IS800 f2.8 露出10秒 ガイド 下桑島町鬼怒川堤防上

 午前4時50分,白髭神社に着きました。宿はまだ寝静まっているようです。
 
 

 
 境内には誰もいません。でも午前零時を待って,初詣にたくさんの方々がいらっしゃった時の余韻が,まだ残っています。

 

 今,望遠鏡などで比較的簡単に観察できるのは,ラブジョイ彗星です。このラブジョイというのは,この彗星を発見したオーストラリア人の名前です。ラブジョイ(愛の喜び)なんて,素敵な名前ですね。
 暗い境内で,星空を探すこと約10分,ようやく東の空,約15度の高さに彗星を発見しました。
 
2014.1.1 午前5時30分 200mm IS800 f4.5 露出20秒 ガイド撮影
 写真中央,青白くてぼんやりとした中心部分から,左斜め上に尾が伸びているのがわかりますか?
肉眼や小さな双眼鏡では,発見できませんでした。5等星か,それ以下になっているようです。写真に撮ってみて初めて分かります。白沢は空気が澄んでいて,とても良く写りました。
 
 さて,東の空がだんだん白みはじめてきました。夜明け前の今がもっとも寒い時間帯です。手元の温度計で,マイナス4℃を指しています。鬼怒川の川霧がきれいです。 ※川霧って? ⇒ ここを参照してくだい。
 
 宇都宮市での初日の出時刻は,午前6時52分28秒です。初日の出のタイミングは,太陽の上端
(接線)が地平線にかかった瞬間の時刻です。この付近では丘や林があるので,その時刻から少し
遅れます。
 さあ,出てきました。鬼怒川の向こう側,清原の台地の林の間から,ちょびっと頭が見えてきました。
 
 林の木,1本1本が太陽を背に浮かび上がっています。
 
 完全に昇りきりました。さあ,平成26年の始まりです。
 

 あれぇ,なんか太陽が真ん丸でないですね? これは,地上付近の空気の流れや大気の厚さなどで屈折率が変わり,こういう現象が起きるのです。
 

 今年は昨年と違って,雲もなくとても素晴い日の出でした。その一年で最初のお日さまに,今年も
白沢小学校の児童の皆さんの健康と安全,そして学校と地域の皆様の繁栄と安全を,お願いして
まいりました。そして今年も家族みんなで,初日の出を拝んでいるお友達に会いました。何をお願い
したのかな?


 初日の出を浴びて,赤く輝く白沢小学校。数えで141歳になりました。今年も子どもたちをやさしく
見守り,迎えてあげてくださいね。

 
 ちなみに,ほほぅ!☆ 玄関から見ると,初日の出は,南門(旧正門)から昇るのですね?
 

 今日も穏やかで良い日和になりそうです。清々しい気持ちで新年をスタートすることができました。
         
              今年もよろしくお願いいたします。

2学期前半が終了しました

明日から冬休みです! もういくつ寝るとお正月?

 平成25年,2013年も残り1週間となりました。白沢小学校にとって今年は,140歳を迎えた特別な年でした。子どもたちも生活に学習にがんばり,みんな元気に成長した年でした。皆様方にとって今年はどんな年でしたか?毎年,発表される今年の漢字。先日12日に京都清水寺で発表になりました。
今年の漢字は「輪」。ふうむ・・・ 日本中が輪になって喜んだ(2020年東京五輪誘致,富士山の世界遺産登録,サッカーワールドカップ日本代表出場決定,東北楽天イーグルスの本シリーズ初優勝など。
そしてTPPの輪に日本も入ることになるのか・・・ こんな感じで「輪」なのでしょうか。本校も地域の皆様方の輪に支えられて,また141年目を歩んでまいります。
 

 そして,今日で2学期前半が終了し,明日から来年1月7日(火)まで13日間の冬休みに入ります。
休みの前に体育館で朝会を行いました。子どもたちに今年はどんな年だったかを聞いたところ,一様に「いい年だった」とのことでした。 1年をふり返るというと,間違ったり失敗してしまったりというマイナスな面が注目されがちですが,反省は悪いことばかりでなく,良かったところにも目を向けることが大切
だと思います。こうすれば成功した,うまくいった,ほめられた,気持ちが良かったなど,過去の成功経験に加えて,スポーツ選手が行うイメージトレーニングのようにやり遂げる自分を強く想像するのは,
これからの自分を高めていくために必要です。そこに過去の失敗体験から将来の展望を立てることが加えることができればいいなあと思いました。
 1年の計は元旦に有りと言われます。来年のめあてを立てるために,今年のふりかえりをしましょうというお話しをしました。年末の一家団欒で鍋などを囲んだとき,そんなお話しをしてくださるとうれしい
です。
 

 下校の時間になりました。今日は集団下校の日です。生活委員の児童から下校時の注意の呼びかけの後,防犯ブザーの点検を行いました。

  
 防犯ブザーは子どもたちの身を守る有効なアイテムです。登下校時はもちろん,休み中に遊びに出かける時も持って行ってください。ポケットに入れるのではなく,首から下げるなど防犯ブザーを携帯しているということを,他人から見られることで防犯効果はあります。学校では毎週継続して指導しており
ますので,ご家庭でも子どもたちが意識化できるようご協力ください。
 

 
(※注意 首から下げる際には,紐で首が締まらないようなパーツがついてる紐をつけましょう。
                このような紐は,百円ショップ等で売っている名札などについています。)

  

 それでは,皆さん,さようなら。今日は先生方が途中まで同行指導します。
印象的だったのは,たくさんの子どもたちが帰り際に,「良いお年を」というあいさつをしてくれたことです。伝統的なごあいさつ,とてもうれしかったですよ。

 来年は1月8日(水)から学校が始まります。また元気な顔で登校してきてください。
 

 追伸:今日,給食の時間にサンタさんが来ました。

子どもたちの話ですと,どうも誰かに似ているとか・・・

租税教室が開催されました

税金って大切ですね

  私たちが安全で豊かな生活を送るためには,国,そして県や市などの地方公共団体の仕事が不可欠
です。私たちが納める税は,その業務を行うための財源として非常に重要です。このことを学ぶために
宇都宮税務署と宇都宮市税理士会が行っている租税教室を,今年も6年生を対象に,実施していただ
きました。

 
 税金ってなぜ必要なのでしょう。もし税金が無くなったらという仮定の世界を描いたアニメを見せて
いただきました。
 

 

 

 この仮定の世界では,警察,消防,役所の仕事は,利用者が料金を支払うことになっています。
なので,お金を直接払わないと,ゴミは収集してもらえない。道路や橋は修理してもらえない。警察や
救急・消防も料金制で,お金がない人は警察に犯罪捜査や救急車をお願いできない。そのうち自分
の土地を通る人に対して,勝手に通行量を徴取する個人が出てくる始末。
 子どもたちにも,税金の果たしている役割が,よく理解できたようです。
 

 そしてニュースでこんな話題がありました。
 「長崎県の国営諫早湾干拓事業で,開門調査を命じた福岡高裁の確定判決で原告だった漁業者側
の弁護団が,履行期限を過ぎても開門しない国に,1日当たり1億円の支払いを申し立てた。」
 では,1億円って,どのくらいの量があるのでしょう。
 

 おおっ~! どよめく6年生。教卓に積み上げられる1億円の札束!!
 夢のような光景ですが,実はコレ,模造紙幣でした。でも大きさ,重さは同じく作られています。

 
  では,早速,持たせていただきましょう。
  
 「一億円って重いんだね。
  足に落とさないように気を付けて。」
  「1千万円でこのくらい。100万円でこのくらい
   です。」


  おかげ様で,非常に分かりやすく税金の大切さを学ぶことができました。税金は,みんなで「助け合う」
という性格のものであり,だから税金は取られるのではなく,納めるものだということが分かりました。
 本日は,ありがとうございました。

ふれあい文化教室

今年は津軽三味線を体験しました

 宇都宮市の文化協会による学校向けの事業「ふれあい文化教室」が今年も白沢小学校に来てくださ
いました。今年は,田原を拠点にNHKや民放,そして全国の演奏会等で活躍されている,津軽三味線
の小山貢清世(おやま みつきよ)先生と社中の皆様に,5年生がお世話になりました。
 最初に津軽三味線の構造や音の特徴などを説明していただきました。

 
 
   

 さおの部分の木目は,柾目でなく横目なんですよ。へぇ~ 折れないの?

 

 
 そして有名な「津軽じょんがら節」の演奏です。あ,聞いたことあるとの声が。
津軽地方の,寒くきびしい冬の様子が伝わってきます。

 

 さあ,いよいよ体験をさせていただきます。3班に分かれて,ひとりひとり弾かせていただきました。
  
  

 意外に重くて「わいはぁ~」といった感じです(小山先生に津軽弁も教わりました)。さおは立てて弾き
ます。弾くというよりは,ばちを当てるといった感じでしょうか。いい音色ですね。日本の伝統文化を感じ
ます。
 

 あっと言う間の一時間でした。また機会がありましたら,先生方の演奏をじっくりと聞きたいと思いました。これからもテレビなどで演奏を聴く機会があると思いますので,気を付けて見ていましょう。地域に
有名な先生がいらっしゃることに,改めて誇りを感じました。
 

 小山先生,今日はお忙しいところ,誠にありがとうございました。
 また,よろしくお願いいたします。

盲導犬ふれあい教室

 総合的学習で4年生は,福祉の学習をしています。今日は体育館で盲導犬の体験学習をさせて
いただきました。この学習は,宇都宮市役所の障がい福祉課が,子どもの頃から障がいや障がい者
への理解を深め,福祉の心を育成するため実施している「盲導犬ふれあい教室」事業を活用させて
いただき,実際の体験には,公益財団法人 東日本盲導犬協会のご協力をいただきました。


 まず,指導員の堂岡先生から,盲導犬の基礎知識や「目が見えないということ」そして「そのための
生活の工夫」などについて説明がありました。探検バインダーにメモを取りながら,先生の話を真剣
に聞いていました。

  
 そしていよいよ体験歩行ですが,その前に,もう一人(頭)の先生を紹介いたします。盲導犬訓練犬のベム君です。現在一人(頭)前の盲導犬目指して訓練中だそうです。体験する前に,指導員の先生と
一緒に歩き方の実演をしてくれましたが,人とのコミュニケーションがしっかりとできていると思いまし
た。子どもたちは,アイマスクをして盲導犬と一緒に歩きます。事前に体育館には,パイプ椅子や
カラーコーンなどでコースを作っていただきました。
  
 さあ,アイマスクをして,ベム君に誘導していただきましょう。
 曲がり角はきちんと止まって,安全を確認しています。また障害物があるところはその幅を認識して,
避けて案内してくます。みんなから感嘆の声が上がります。「ベム君,すごい。」
  
 そして最後には,「ありがとう」の意味を込めて,頭をなでであげます。
  

 体に障がいがある人の目や耳,手足となって働くよう訓練された犬を「補助犬」といいます。補助犬
には,次のような種類があります。
 ・盲導犬 目に障がいのある人と一緒に歩き,道を安全に歩けるようサポートします。白または黄色
    のハーネスという胴輪をしています。
 ・介助犬 体に障がいのある人の手足となり,ドアを開閉するなど,日常生活をサポートします。
    外出時には介助犬と書いた胴輪をしています。
 ・聴導犬 耳に障がいがある人に,生活上必要な音を知らせて,行動をサポートします。外出時には
    聴導犬と書いた胴輪をしています。

 時々盲導犬などの補助犬が,世間の誤った知識や誤解によって,公共施設に入れなかったという話
を聞きます。しかし法律(身体障害者補助犬法)により,公共施設・公共交通機関・飲食店・商業施設
・病院等の不特定かつ多数の方が利用する施設・そして従業員50人以上の民間事業所(職場)では,
施設等に著しい損害が発生し,施設等の利用者が著しい損害を受けるおそれがあるのやむを得ない場合を除き,補助犬の同伴を拒むことはできません。
              【この内容は政府広報オンラインから引用しました。詳しくはここをクリックしてください】

 盲導犬は日本全国で1000頭あまりいるそうです。そのうち栃木県では10頭が働いています。
日本には「身体障害者手帳(視覚障害)」を交付された人が32万人いらっしゃることを考えると,まだ
まだ少ない数字です。困っているすべての方々に広く普及していくためには,行政や諸団体による
人的,財政的,制度的支援や整備の他,私たちが正しい知識と,それに基づいた社会全体の理解と
醸成が必要であることを感じました。

 
 今日の校長室のお客様。
 公益財団法人 東日本盲導犬協会の指導員,堂岡先生とベム君です。
 本日は大変お世話になり,ありがとうございました。

まんじゅうづくり教室が開催されました

 白沢小学校地域協議会主催の活動として,昨年は「親子そば打ち教室」が行われましたが,今年は「まんじゅうづくり教室」が開催されました。場所は昨年と同じ場所で,下ヶ橋町の宇都宮市河内農村
体験交流館でした。当日は,東下ヶ橋の櫻井則子さんを講師に迎え,協議会会員15名と,参加者
16組39名の合計54名という多くの皆様方と実施することができました。
  
 小麦まんじゅう,みんな大好きです。今日はベテランの先生から,作り方を教わって帰り,家でも作って食べてみましょう。
  
 最初は櫻井先生がお手本を示します。皆さん,良く見ていてください。
  材料 小麦粉  250g
       たんさん  14g
       黒砂糖  125g
          酢         80cc
      水      40cc
       餡       480g
 
 えっ! 酢が80cc? 水よりも多いです。 
 実はここがポイントなのです。
 さあ,一緒に作っていきましょう。
1.小麦粉,たんさんは,事前に良くふるっておきます。そしてたんさんを混ぜ合わせます。
     手でゆっくりと,やさしく行います。
  
 2.黒砂糖,酢,水を火にかけ,混ぜて溶かし,冷ましておきます。(今回は櫻井先生がここまで準備
      しておいてくださいました。)
   つぎにこのタレを,小麦粉・たんさんへ流し,良く混ぜ,約30分ねかせます。
  
 すると・・・ ふくらんできた! つぶつぶ泡立って,おまんじゅうを割ったときの皮の感じと同じに
なってきた~! (すでに美味そうです♥)
  
 3.餡を丸め,ふくらんできた生地で包みます。コツはふくらんだ生地を押しつぶすことです。
  
  
 5.良く蒸気の上がった蒸し器に,湿らせたさらし木綿を敷き,その上に間隔を開けて置いて並べて,  
      水をかけます。(え~っ!びっくり!! 実はおまんじゅう屋さんがやっている裏ワザだとか)
     15分から20分蒸します。交流館の蒸し器は,一度に32個も蒸せます。
  
 6.蒸しあがったら,急いで熱いうちに,うちわであおぎます。
      (これもおまんじゅう屋さんの裏ワザ。こうすると照りが出るそうです。)
  

 うわ~っ! おいしそう~!! 湯気がもうもうとした中に,きらきら光るおまんじゅうがとてもきれいです。 

 

 さあ,待ちに待った試食の時間です。いっただきま~す!

  
 ぱく,ぱく。もぐ,もぐ。これは旨い! こんなに上手にできました。
  
 一家族に8個できました。全部たべちゃいたいけど,お土産も持ち帰らないとね。
  

 私はこんなに美味しいまんじゅうを食べたのは,生まれて初めてです。
                           【いや,ホント。この日一緒に食べた人は納得。】
◎理由その1:生地に,たんさんの苦みが全く感じられないこと。
         ⇒実はこれ,酢を入れたことによるものだそうです。
         ※たんさんとは,重曹(炭酸水素ナトリウム)のことで,これを入れると小麦粉が良く膨らみます。
                            また重曹のアルカリ性が,酸性である酢によって中和され,苦みが消えるのだと思います。

◎理由その2:生地も美味いが,餡が美味い。
         ⇒櫻井先生手作りの餡で,小豆も地元下ヶ橋産。
         ※この餡の作り方も教えてほしいです。
◎理由その3:出来立て,新鮮,隠れたところに秘密あり。
         ⇒こね方,丸め方,包み方,お水をかけて蒸したり,うちわであおいだり, 細やかな
                         コツがいっぱい。見栄えも良い。

 そして櫻井先生が漬けてくれたダイコンとトウガンの漬物。甘いものとしょぱいものの取り合わせが
最高です。

 今年も大満足でした。みんなで楽しく作って,おいしく食べられて,楽しい時間を過ごすことができました。小麦まんじゅうも地域の立派な伝統食です。地域の文化をこれからもみんなで守り,伝えていきましょう。
 櫻井先生,そして地域協議会の皆様方,大変お世話になりました。

 

安全で安心なまちづくり功労団体の表彰を受けました

白沢小安全対策連絡会が表彰されました
 第5回栃木県交通・生活安全安心県民大会が,栃木県総合文化センターサブホールで行われました。そこで栃木県知事から,本校の安全対策連絡会に対し,「安全で安心なまちづくり功労団体」として,感謝状と記念の盾が贈呈されました。式典には猪瀬和典PTA会長が出席いたしました。
 安全対策連絡会では,河内防犯協会と本校PTA執行部役員や生活総務委員会そして各支部の皆様と連携し,登校時の交通指導や,通学路点検,交通安全週間での立哨などを実施しております。さらに本地域独自のわんわんパトロールや地域パトロール隊・見守り隊の皆様方には,毎日子どもたちの安全に気を配っていただいております。
 そのような皆様方の実績が認められ,今回のような栄誉を賜ったものと考えております。表彰状及び記念盾は,白沢小学校の会議室・玄関に掲げさせていただいておりますので,本校にお越しの際にはどうぞご覧になってください。 安全教育を推進している本校が,地域の皆様と一緒にこのような賞をいただいたことに感謝申し上げ,本校児童の安全のため,今後とも変わらぬ協力を賜りますよう,改めてお願い申し上げます。
 感謝状
 表彰状。 会議室に掲示させていただいております。

 知事顕彰記念

 記念の盾。 玄関に掲示させていただいております。

持久走大会の練習が始まりました

 恒例の持久走大会が12月17日(火)に行われます。その持久走大会に向けてなかよしタイム(2校時
の業間)での全校練習が始まりました。 
 まず,ラジオ体操第1での準備体操をした後,音楽(ランナー・Love2000※)にのって10分間走をします。1・2・3年生はトラックを,4・5・6年生はトラックのさらに外側を大回りします。その後3分間も音楽(さんぽ)にのってクールダウンして終了です。
 今日の日中は日差しもなく,寒気が入り込んできた寒い日でしたが,みんなで走った後は体がポカポカになりました。子どもたちは,がんばり表に走った距離を記入してはりきっています。自分のペースを
守り,目標を決めて,じっくりと取り組んでいきましょう。ご家庭でも朝食をしっかり食べたり,睡眠を多くとったりするなど,お子様の健康管理には十分なご配慮をお願いいたします。
  
 ♪走る~走る~ 俺たち♪
  

 先生もがんばってください。

安全教育の研究授業公開を行いました

宇都宮市小学校教育研究会で,安全教育の研究授業公開を行いました

 平成24年度より,宇都宮市小学校教育研究会(宇小教研)の保健安全に係わる研究実践を行って
きしたが,今年度その研究成果の発表を宇都宮市内の小学校の先生方を対象に行いました。研究
主題は,「安全意識を高め,よりよい生活ができる児童の育成」とし,子どもたちの正しい予測力・
判断力・行動力の向上をめざして,
   ・起こりうる危険を正しく予測できる子
   ・直面する危険に対して,正しく判断できる子
   ・自他の安全を考えて,最善の行動がとれる子 
の育成のため,日常的な安全指導や安全教育を行ってきました。その成果の一部である研究授業
を,2学年と4学年で公開しました。
 

 2学年は,2組が体育館で,「雨の日の歩き方」の学級活動を行いました。1年生の時に,身の回りに潜む危険(交通事故)に気付き,危険を回避するための決まりや約束を守るための学習をしてきました。具体的には,道路の正しい歩き方として,右側を一列で歩き,横断歩道を渡る時は,右左右を見て渡ることや,信号機のある交差点や,信号機のない交差点の渡り方などを学習してきました。

 下は昨年度の1年生の研究授業と検討会の様子です。
   
 今年度は昨年度からの発展的課題として,雨の日の傘をさしながらの歩き方や,左側通行しなくてはならない箇所での歩行,カーブで見通しの悪い道や押しボタン式信号機の横断の仕方について,学びました。
  
  
  

 たくさんの参観者に最初は緊張気味でしたが,模擬道路を実際に歩いて体験することにより,雨の日の危険に気付き,模擬道路を歩いて感じたことや考えたことを真剣に考え,活発に発表することができました。 
 

 4学年は,教室とオープンスペースで,「危険から身を守ろう」という題材で,学級活動を行いました。
本校の学区は広範囲で,地区によっては交通量が少なく人家も疎らで,不審者との遭遇が心配される箇所もあります。そのため不審者と出会ってしまったケースを想定して,危険をいち早く予測し,回避するためのより良い手だてを考えるため,模擬体験を行うことにしました。これにより具体的な行動を理解し,自分の身は自分で守らなければならないことに気付くよう,授業を設定しました。
 昨年度は,「危険(不審者)をいち早く予測し,危険を回避するための方法を考え,危険の状況に応じた適切な行動をとれる子を育てる学習」をテーマに,5年生が学級活動で同様の学習を行いました。
その際の成果と課題を検討し,同じ高学年ブロックでの4年生の授業となりました。

  
  
  

 参観者がたくさんいらっしゃっている中でも,普段通りの活発な発言や話し合いを行うことができました。また模擬体験を通して,具体的な危険回避の行動の理解につながったようです。本時の学習は
これで終了ではなく,朝の会や帰りの会等,日常の実践の場で継続してまいります。 
 

 公開授業終了後ランチルームにおいて,全体会を行いました。研究主任から研究主題設定の理由や
具体的内容等の概要説明があり,その後授業者からの反省と研究討議が行われました。参観の先生方から,子どもたちの取り組む態度の素晴らしさや,充実した研究の内容に対して,非常に良いご意見をいただきました。また市教育委員会の指導の先生からも,良い評価と労いの言葉をいただきました。
 

  
  
 平成24年度からの2年間の研究の成果を,本日発表しましたが,安全に関わる取組に終わりはありません。毎日,継続して実践していくことが重要です。これからも「安全意識を高め,よりよい生活が
できる白沢っ子の育成」に向け,また全教職員一丸となって進んでまいります。

全市土曜一斉授業&PTA餅つき体験

 市内一斉土曜授業の日,3校時にPTAもちつき体験が行われました。
 このもちつき体験は,本校が推進している食農体験 (人間が生きていくために重要な要素である「食」と、
それを支える「農(農業)」について 、学び体験し,命の大切さ,感謝する心を育てるための体験学習) 
の一環と
して,PTAや地域の方々と連携して実施しています。
 5年生は,この食育を行うにあたり,5月の田植えと9月の稲刈りの体験を実施しています。それに係る準備や日常の管理を,地域在住の住吉荘介様にご協力をいただいて実施しています。
 このお米づくりのゴールとして,PTAの皆さんが昔ながらの杵と臼を用いたもちつきを実施してくださり,子どもたちもそれに参加し,みんなでいただいています。

 5月20日(月) 田植え体験の様子 9月26日(木) 稲刈り体験の様子
  
  昨年度より,文化釜で米を「蒸かし」から「つき」まで校庭で行う,屋外もちつき体験となり,PTA学年
委員と本部役員の皆様方には,前日からの準備(もち米のとぎ,浸し等)をしていただき,当日を迎え
ました。
 当日も早朝から,かまどや杵・臼の準備,など多くの皆様に参加いただきました。また土曜日でお休みという,多くのお父さん方の参加もいただき,つき手もたくさんで,大変ありがたかったです。
 
 今年も地域のボランティアの方が,餅つきの指導とお手伝いに参加してくださいました。今年から新たに参加いただいた方も増え,頼もしい限りです。PTA会長より,皆様方にご紹介をいただきました。
 
 3校時,保護者の方々に手伝っていただきながら,もちつきの始まりです。
  
  
 

 笑い声と掛け声が校庭中に響きます。若い保護者の方々も地域の方々につき方,こねとりなどの伝統的な方法のご指導をいただきました。

 さあ,教室で試食です。保護者の皆様が教室まで届けてくれました。 
 

  
  

 自分たちでつくった餅の味はいかがですか?とはいえ保護者の皆様のおかげです。感謝して味わって食べてくださいね。
   
 今年も,保護者の皆様,そして地域の皆様,ご協力ありがとうございました。 おかげさまで,充実した土曜公開授業となりました。
 

11月2日,3日(土,日) 白沢彫刻やタイまつり

待ちに待った5年ぶりの開催です

 地域に伝わる伝統行事,白沢の彫刻屋台祭りが5年ぶりに,晴天に恵まれ開催されました。

 11月2日(土)  祭りの準備完了です。今年は,バス会社のご協力により,宿内での屋台巡行の時には,自動車の通行が完全に止まります。

  
 北野神社前で,出発準備中の白沢上組屋台です。宇都宮市指定文化財で,天保4年(1833年)頃の制作です。
  
 午後2時10分 白沢甲部公民館で白沢上組の出発式です。
 
 こちらは,須賀神社まえの白沢南屋台です。同じく宇都宮市指定文化財で文化・文政(1818年頃)の時代の制作です。
  
 午後2時40分 須賀神社の屋台収蔵庫前で白沢南の出発式です。
 
 白沢南屋台が地域の方々と白沢小学校の子どもたちに曳かれて出発です。
  
 方向転換です。今は油圧ジャッキで持ち上げて回転させますので,屋台本体にも道路にも優しい
です。
  

 ここで方向を変え,薬研坂を登っていきます。
 

  

 一方,上組では,白沢河原を巡行しています。
 

  
 夕方になり,提灯に火が灯りました。
  
  屋台の揺れる明かりが奥州街道をゆっくりと進んで行きます。
  
 宵巡行です。上組の屋台が学校の前まで来てくれました,
  
  
 この後,上組と南の屋台は,宿に戻ってきて,今日のクライマックス,白髭神社の鳥居の前で,
ぶっつけ(お囃子の競演)となります。しかし午後8時頃,ここで突然,まさかの雨が・・・天気予報では,大丈夫だったのに。
 それでも雨の中,ぶっつけが威勢よく行われました。
  
  
 皆さん,雨の中,お疲れさまでした。明日もよろしくお願いします。
 
 
 11月3日(日)
 白沢彫刻屋台まつりの二日目の朝です。昨晩の雨の影響もなく,今日も晴天です。道路には,昨晩の屋台の車の跡が残っています。賑やかな祭りの記憶が記録されているようで,そのうち消えてしまうのでしょうが,それがちょっと寂しい感じがします。
  
 もう間もなく始まる祭りの二日目に向けて,町も準備オーケーです。
  
 白髭神社例大祭の準備も完了です。
  
 午前11時 それぞれの地域で門付をした屋台が宿に入ってきました。
  
  
 宿の端から端まで使い,ゆっくりと3回すれ違います。
 
  
 子どもたちの関心は,屋台の他にも・・・
 この日に間に合うよう,住吉 晴さんが一生懸命作ったからくり水車です。祭りの数日前に完成した
ばかりの「新車」です。
 
 さあ,祭りは最高潮に。白髭神社前の「ぶっつけ」です。
 
 
 末文になりましたが白沢彫刻屋台祭りの盛会,誠におめでとうございました。地域に残る貴重な伝統文化に直接触れることができ,非常に感激しております。またこの祭りを後世に伝えていくことは,地域のコミュニティーを形成していく上でも貴重な財産であり,羨望の眼差しで拝見いたしました。
 今回も3自治会(白沢甲部,白沢河原,白沢南)の皆様方のご理解をいただき,この自治会以外の
子どもたちも参加させていただき,重ねて感謝申し上げます。白沢っ子たちは,今日の大人たちの背中を見て,次代の伝統文化の担い手として,活躍していって欲しいと願っております。

創立140周年記念音楽鑑賞会

♪たのしく,ためになる元気な音楽会♪

 明治6年,明星院の本堂で「修身舎」と称して開校以来,今年の5月24日で,創立140周年を迎えました。これを記念し,多くの皆様方と共にお祝いし,また感謝の気持ちを表すため,PTA会長をはじめ地域の来賓の皆様,そして保護者の皆様を体育館にお招きして,創立140周年記念音楽鑑賞会を
実施しました。5月の創立記念日は,運動会前の慌ただしい時期であることや,暑い体育館での実施を考えると,過ごしやすくなった芸術の秋が良いであろうと,昨年度のうちに計画をしておりました。また,同じく140歳を迎えた栃木県と共にお祝いするため,栃木県警察音楽隊にお願いをしておりました。

 
 式典は来賓を代表して,PTA会長からご祝辞をいただきました。次にこの機会に併せ,白沢小学校140年のあゆみについて,古い写真のスライドを使いながら,学校長から説明をいたしました。
  
 さあ,お待ちかねの栃木県警察音楽隊の入場です。拍手の中,警察音楽隊平井楽長を先頭に,皆様白い制服に身をつつみ,さっそうとした行進です。
 
  
  
 平井楽長さんからごあいさつをいただいた後,演奏をお聞きしました。流れるような吹奏楽の響きにみんなうっとりです。また,目の前の生演奏なので,音楽が耳からだけでなく,体全体でその響きを感じ取ることができ,演奏者からの楽器を通したメッセージが,聞き手の私たちに直接届いたような感じです。
  
 警察音楽隊は演奏を通じて,犯罪や交通事故の防止にための啓発活動を行っています。なので今回の演奏会も,ミュージックパトロールという活動であり,「いかのおすし」の講話を寸劇を交えた,楽しい講話をいただきました。
  
 また,6年生と1年生が臨時楽長にさせていただき,ブラームスのハンガリー舞曲第5番を指揮させていただきました。二人とも,なかなかのマエストロぶりで,時にMolto lentoで,また時にはAllegro assaiで,警察音楽隊を見事に指揮をしていました。
  

 楽しかった90分もあっという間です。児童代表からお礼を申し上げ,アンコールは「夢をかなえてドラえもん」をいただきました。その返礼に全校児童で校歌をプレゼントいたしました。元気よく大きな声で,歌うことができました。
 

  

 栃木県警察音楽隊の皆様,本日は心に残る,そしてためになる演奏会をありがとうございました。また来賓,地域,保護者の皆様,お忙しい中,創立140周年記念演奏会にお越しいただき誠にありがとうございました。
 これから150周年,200周年という輝かしい未来に向け,教職員共に力を合わせて,児童と共に元気に歩んでまいります。
 

  

1学期終業式

 平成25年度が始まって早や半年,今日は1学期の終業式でした。4月8日(月)の始業式から
スタートし,子どもたちは毎日の学習に取り組みながら,運動会,校内水泳大会,遠足など様々な行事にも元気に参加してきました。その間大きな事故やけがもなく,今日は欠席者ゼロで,みんなそろって1学期終業式を迎えることができました。これも保護者をはじめ,地域の皆様方の日頃からのご指導・ご支援のおかげと深く感謝いたしております。
 終業式では,まず1・3・5年生の代表児童が,1学期のふり返りと2学期の抱負を発表しました。
自分の思いと考えが良くまとめてあり,全校児童がふり返りをするに,良い手本となりました。

   

 その後,全校児童に,1学期の始業式でお話しした
        ・思いやりの心を持とう
        ・元気にあいさつをしよう
        ・自分から考えて安全な生活をしよう
 この3つの「めあて」について,ふり返りをするようお話しをしました。


 まず,「思いやりの心を持とう」では,この地球上から「いじめ」をなくすために,この1学期どんなことをしましたか?9月のいじめ撲滅月間「白沢っ子いじめゼロ宣言」で,それぞれ「いじめをなくそうカード」に書いてくれた内容をもう一度思い出して,これからも実践してほしいと思います。


 次に「元気にあいさつをしよう」では,5月の連休明けに「あいさつ運動」を行なったり,学校の
「あいさつ通り」での約束事を確認したりと,学校全体で取り組んできました。最近では,地域の方々
や学校のお客様などにも,以前より大きな声であいさつができるようになりました。


 最後に「自分から考えて安全な生活をしよう」では,安全委員会の子どもたちの企画した,廊下や
階段の安全な歩き方を周知するための集会を行なったり,研究授業での雨の日の歩き方や,不審者からの対処法,そして避難訓練など,自分で考えながら身の安全を守る方法などを学習してきました。


 生活面ばかりでなく学習についても,1学期に学んだことをもう一度家庭で復習し,その中で苦手
だったところ,ちょっと分からなかったところを「ふり返り」,そこで明らかになった苦手なところを重点的に繰り返し練習をしたり,2学期になってからもう一度先生に聞くことをまとめておく,ということができると良いと思います。


 このようなことを,時間的なゆとりがある秋休みにじっくりと,ふり返りをしてください。ふり返りは,
「先生から何を教わるか」でなく「自分で何を学びとるか」ということだと思います。

 
 さあ,明日から秋休みです。5日間のお休みですが,規則正しい生活をして,事故やけがなどしない
ように過ごしてください。
 2学期の始まりは10月17日(木)です。また,元気にお会いしましょう。

交流給食(1・3年生)

 昔からの言葉で『同じ釜の飯を食う』という慣用句は,「生活を共にした親しい仲間であることのたとえ」として,釜でご飯をあまり炊かなくなってしまった現在でも普通に使われています。一緒に食卓を囲むということは,仲良くなるための近道になり,皆様も部活動などの合宿の後は,親しい友達が増えチームの団結力が高まったなどという,経験もあるのでなないかと思います。
 本校のランチルームは広くて明るく,非常に良い環境であることからその利用を積極的に行なって
います。今回は1年生と3年生が交流給食として,一緒に食卓を囲みました。
  

1年生は,上級生と食事ができてとてもうれしそうでした。上級生や友達が目の前で優しい上級生が
好き嫌いなく,おいしそうに食べている姿を見ると,自分も苦手な食べ物を食べてみようとするようです。実際食べてみると,思ったよりもおいしくて,苦手な食べ物を克服したという話も聞きます。
 また3年生は上級生として,1年生の面倒を見ながら,話題を提供しつつ楽しく食事をしているよう
です。準備や後片付けも1年生が見ているという緊張感からか,普段よりもスムーズに行えるとか。


 食事は楽しく,おいしく食べるのが基本で,大切なことです。みんなで話をしながら(決して騒ぎながら,ふざけながらでなく)食べると,楽しいものです。そういう環境であると,好き嫌いなくいろいろ食べられると,よりおいしいものです。
 ぜひご家庭でも,家族みんなで食卓を囲み,お話しをしながら食事をする機会を,少しでも増やされるようお願いいたします。
 

「きらきら号」がやってきた!

栃木県警薬物乱用防止広報車で学習しました
 栃木県警察本部少年課では,主に小学生を対象に,薬物乱用防止のための出前学習を実施しています。栃木県では年間約300人の薬物乱用による逮捕者があるそうで,その中でも10代後半の若者たちが増加しているそうです。
 薬物乱用なんて,小学生にまだ早いのでは?という方もいらっしゃるかもしれませんが,小さい頃からダメなものはダメ!悪い誘惑や巧妙な誘いに乗らぬよう,正しい知識と意志の力の育成が大切と考えます。
 そのために小中学校を中心に「きらきら号」が巡回し,ビデオやクイズで薬物の恐ろしさを伝える教室を開催しています。今年も6年生が学習をしました。
 講師は栃木県警少年課の職員の方です。まずはビデオ視聴からスタート。
  
 次に誘いを断るためのロールプレイングを行います。薬物を誘う人は,実際にどんな言葉をかけてくるのか,そしてその誘いをどのように断ったらよいのか学習します。
 
  
 実際に,やせる薬だとか,気分がシャッキリして,疲れが取れるとかの言葉で巧みに迫ってくるそう
です。大人の私たちも十分気をつけなくてはなりません。
 先輩だから,知人だからということで断りづらく,一応もらっておいて後で捨てちゃえばいいのでは?
という声も聞こえてきましたが,麻薬や覚せい剤は所持しているだけで法律により罰せられます。
はっきりと断りましょう!
  

 クイズに挑戦した後,車内に展示してある標本や模型,パネルや写真を見学しました。
 市販されている薬品や薬物の不正規な使い方による薬物乱用,そして禁止薬物の乱用防止のため,社会全体で撲滅していきましょう。
 

 きらきら号