学校日誌

いいとこいっぱい宇都宮

朝会で子どもたちに話した内容です。

今から800年前,宇都宮に「宇都宮頼綱(よりつな)」という殿様がいました。殿様を引退して名前を「蓮生(れんしょう)」と名乗り,京都に住み,和歌に熱中しました。

あるとき蓮生は,和歌の先生であり友達でもある,藤原定家(ふじわらのさだいえ または ていか)に,家のふすまに貼る色紙に書く和歌を選んでほしい,と頼みました。そのころは,ふすまに和歌などを書いた色紙を貼ることがはやってたのです。

定家は,昔からその当時までの優れた歌100首を選んで色紙に書きました。これが百人一首のおこりといわれています。百人一首が今のようなかるた取りのゲームになったのは江戸時代ごろといわれています。

いま日本中で親しまれている百人一首のおこりが,私たちのまち宇都宮に深く関係していることは,とても誇らしいことですね。宇都宮では毎年,百人一首市民大会が開かれています。3年前には,「一度に百人一首をした人数の世界記録701人!」としてギネスブックに載ったそうです。

他にも宇都宮には素晴らしいことがたくさんあります。皆さん,ぜひ探してみましょう!